「私、絶対辞めません!どんなことにも立ち向かって見せます!」

絶対辞めない。
お母さんにあんだけ説得したんだから、途中で辞めるなんてクズ以下だ。


私はそう強く誓った。

「そう♪千咲ちゃんがどう成長するのか楽しみね。じゃあ、社長室行こっか。たぶん他の合格した人達も集まってるから。」


「はい!」


私は、神崎さんについて行った。


「ここよ。じゃあ私はもう他の仕事に戻るけど…千咲ちゃん。これから頑張ってね!」


「はい!ありがとうございます!では。」


そう言って神崎さんは階段を下りていった。