「俺は、笹河慶。お前は?」


「…篠塚蒼空です」


「そら?」


「はい。蒼と空って書いて…そらです」


ああ、神様。


あたしって、とことんツイてないよ。


「ああ、今日は…楽な仕事があるから。行ってこい」


「え、仕事って…」


「外に出てみろ」


ニヤニヤしながら、あたしを外へと追い出す。


な、なにぃぃぃ!?


いかがわしい仕事じゃないよね?!