「おい、起きろ」


…は?

目を開けると、怒っているような?笹河が目の前に。


「朝っぱらから何ですか」


「お前、この状況わかってるか?」


状況?
いいえ、特に。

いつもと変わらない清々しい朝ですなぁ。


「いつもどこで寝てるんだ?」


「ベッドですよ、当たり前でしょ」


「ベッド…ね。そこはお前のベッドなんだな」


ん…?

んん?


「な、なっ!?」


あたし、お風呂に入ったまま寝ちゃったんだ。

最悪だっ。