…どんだけ暴れてんだっつーの。

組長さんが来たとき、どう言い訳すりゃいいか…。


ガラスの破片で、指を切らないように慎重に掃除をした。


壁の穴は、どうしよう。

こんな大きな穴をどう隠すかが問題だなぁ。


とりあえず、新品で高かったあたしのハンカチでも…。

うん、OK。


カラフルな水玉で、どうにか隠せる。


その後、あたしは時間も忘れてずっと掃除をしていた。

やっと気づいたときには、もう夜だった。


笹河ってば、結局来なかった。


あたし言ったじゃん、明日も来るって。