「なんの夢見てたの??」
あたしが聞くと、




「美月と...結婚してる夢...」



目を逸らして、賢治は言った。




「結婚...」


「まぁ...美月には早いけどな...」


「うぇ~ん...」


「何!?」

「嬉しいから...」

「ホント...泣き虫...」

賢治はまた、笑いながら涙を拭ってくれた。




一緒にいるたびに、どんどん好きになってく...。
愛が溢れるたびに、どんどん愛しく想ってくる...。