「美月...おはよ。何してるの??」




「あっ...」
あたしはつねってた手を離して、
「なんでもない!!」
と言ったけど、



「何してたの??」
とまた聞かれた。





「つねってた...」


「そんなの見たらわかるよ...」



「賢治が...寝言で...」


自分で言うのも恥ずかしいくらいだ...。



「ん??俺なんか言ってた??」


「あたしのこと...大好きだよって...」
あたしは顔を赤く染めながら、言った。


「まじ??聞かれたか~...恥ずかしいな...」


賢治はあたしと同じように顔を真っ赤にして、言った。