あたしってこんなわがままだったっけ?
なんて思いながら、賢治に向かって目で訴えた。



「でも…行った方がいいよ?俺も昼から仕事あるから会えないし…」



「嫌だ…」


「じゃあさ、美月が学校頑張って行ったら…



デート連れて行ってあげる!!」



「え??」

まさかの宣言に驚いた。でも、仕事終わりにデートなんて…疲れてるのに…。





「なっ!?これなら行くだろ??」



「いいの??仕事で疲れるんじゃないの?」


あたしのために身体を壊されたくなかった。


「てゆうか…俺だってずっと美月のそばにいたいし…俺も美月に会うために仕事頑張るからさ!」



そんなこと言われたら…誰だってうんって言いたくなるじゃん。