そして、やっとのことで着いた家。あの時とまったく変わっていなかった。部屋も…何1つ変わっていなかった。



「美月…」

「ん…?」

俺の部屋行こうか…

「うん…」
あたしはわからないまま、賢治について行った。


「こんなこと…言いたくないけど…今日が最後かもしれない…だから…」

賢治はあたしをゆっくり、優しくベッドの上にあたしを押し倒した。

「賢治…?」

「抵抗しても…いいからさ…」

「あたしなら…大丈夫だよ…あたしだって…わかってるもん…最後になるくらい…」