だけど…あっと言う間に着いちゃったな…。





「ありがと…」



「いいよ。
もうあんなことしないで生きて行くんだよ?」




「え…」
もう会えないの??



「どうした?
何だよ…寂しいの?」
「べっ…別に…」
思ってることが言えなかった。




「じゃ、帰るわ」
行ってしまう背中にどうしても言えなくて、このまま会えないんじゃないかってこわかった。




「あのっ!!」
あたしは勇気を振り絞って呼んだ。
「ん?どうした??」



「えっと…




また…会えるよね…?」



その人はニコリと笑って、



「会えるよ!君が…約束守ってくれたらな」
そう言って行ってしまった。