私と笹森先生が仲良くなったのは 球技大会がきっかけだった。 先生がボロボロな靴を履いていたのを 私と親友のまさみが見ていた。 私は笑いをこらえながら先生に、 「先生なのに、靴ボロボロー」 と言った。 すると先生は、 「俺は金がないんよ。 君らが買ってくれるならなあ。 まあー明日には新しい靴にするわ。」 と言い、走り去った。