しばらく歩いていたら…、
ある教室の前で男子が集合して、教室を覗いていた。
「…なんだ?」
…なんかあったのか?
見たいという好奇心でいっぱいになる。
でも、別にいいか。
「俊介、行くぞ……って、俊介!?」
隣にいたはずの俊介は、
いつのまにか、集団の中に入っていた。
…アホかっ!
俊介の所までいって、服をつかみ引っ張る。
俊介はもっと見たかった的な目で見てきた。
……何があったんだ?
「何があったんだ?」
「それがさっ!…ちょ~うかわいい子がいてさ、みんな釘付けになってた!」
ちょ~うかわいい子…
思い浮かんだのは、
保健室のあいつ。
そいつしか思いつかねぇ。
もしかして…その子なのか…?