「拓真!ちょっとこっち来い!」


まるで、俺を助けるような言葉。

俺はそれを理由に、
女子を払いのけてそいつの方へ言った。


「相変わらず、モテモテだな!」


話しかけてきた…いや、
助けてくれたのは、俊介。

俺の昔っからの、大親友。


っていうか、モテモテって言われても…


「それは、お前もだろ?」
「いや、拓真には負けるだろ!」
「んなことねぇよ。」


短髪で爽やか。
おまけに顔はかっこいいし。

俺より断然モテるんじゃねぇの?

知らねぇけど。