嘉那は中学3年のときからギターをやってた

夜にはストリートライブみたいな感じで
外でみんなに聞かせてた
唄も少し歌って、、

得にYUIの歌は大好きで
よく弾いてた

お金はもらう気はないけど
ギターのケースの上におかれるようになって
一日に1500円はたまるようになっていった
ときどき、プロダクションの人もきて
「その声をつかってデビューしてみない?」
と名詞を渡してくる人もいた
けどデビューなんか考えた事はない

いつもどおりに歌ってた

そしたら学校帰りの神田がいた
けどかまわずうたってた

「あれ?嘉那?」

「うん、、、」

やっぱり知り合いにみられるのはいやで

「なにしてるん」

「ストリートライブ」

「かっこいいな」

「そう?」

「きかせて?」

「しょうがないなーいいよ」

ギターはかるくひいて

歌はちゃんと歌ってできるだけうまく聞こえるように

歌った

それなりに嘉那の前にはお客さんがいた

「ありがとうございました」

そういいおわったあと

泣いてる人もいて

嘉那の声、歌でないてくれる人は

いい人だな、ってつくづく思う

「いい歌だったよ」

「ありがとうございます、これはYUIさんの曲です」

「じゃあ今日は500円おいていくね」

「いいです、」

「いいのいいの」

そういってお金を置いていくひとが多かった
別にお金なんかいらない
一日のストレス解消といってもいいくらい
ギターと歌は好きだった
けど
神田の姿がみあたらなかった