今日は陸上部に仮入部した
結構きつくて、汗をながすのがきもちかった
その日はもう7時をまわってた
電車も満員であの頃の記憶が
よみがえった
けど乗らなきゃ家に帰れないから
急いで乗ろうとした

そのときに何か落とした人がいて
拾ってドアが開く前に
入った
痴漢にはあわず、
無事だった

「この定期いれどうしよう」

一人で悩んだ、だから改札口の前で待ってた

「あっれーーーー?俺どこやった?定期!」

「あ、あのこれ違いますか?」

「それ!なんで持ってるん?」

「あのこれさっき落としてました」

「そっか.本当にありがとー、同じ学校やなー」

「そうですね」

「何組?」

「1-Bです」

「あれ?同じやん!名前は?」

「日向 嘉那」

「あー、美人の日向さんか」

「え」

「なんもない、まあ明日しゃべろう?」

「うん、ばいばい」


名前も知らないのにその人はさっていった
誰なのかな?
ほんとにほんとに知りたくて
早く学校に行きたかった