一人になってから一週間もたち
とうとうお弁当、という時間になった
《どうせ一人》
そうおもってたはずが
「日向さん??一緒に食べよ!!」
誘ってくれる子もいて、
なんだか嬉しかった

「日向さんって色白だね!!めっちゃ綺麗!」

「え?そう?」

「うんうん!なんか綺麗すぎてしゃべれなかった!」

あ、そんなイメージもたれてたのか

「んー.そんなイメージ?」

「そうだよーけど喋ってみたらなんかいいね」

「何がいいのーーー」

みんなの会話は面白いけどなぜか愛想笑いしか

できなかった、

全然楽しくなかったの

こんな所

昼休みになったらみんな
彼氏の所へ直行、
周りはみんな彼氏とこの高校うけたみたいで
昼休みは結局一人.
けど初めて男子が喋りかけてきた

「なー日向」

「ん?」

「お前さ、彼氏おんの?」

「いないよ、つくりたくもない」

「ハハハ!そっか」

「うん..」

「お前さクールやなー」

「そう?」

「うん、色白やから余計になー、ギャルよりはましやけど」

「そっか、まあいいやー」

「また喋ってや?俺喋るの苦手や」

「ん、わかった」

そんな約束なんでしたのかな?
男は怖い
一回嘉那は痴漢にあった
怖かった
すぐにはほどけなかったの
動けなかった
満員電車の中
ほんとにこわかった
その男は高校生で
嘉那は中学生で
高校生の男は全員その人にみえるの