けどそんなときにある男子とであった

「板野 厳」(いたの げん)

厳はきびしいってかいて厳、
なのにめっちゃ優しくて
野球してて、坊主なのに金髪で
地毛らしい;
嘉那はその人がお気に入り
好きとかじゃなくて
雰囲気が好きだった


「厳君!」

「なんじゃーい」

「厳君」

「なんで君付けなん?」

「なんか怒りそうだから」

「おこらへんわ」

この人はばりばりの関西人、

「そっかー」

「なんかこのしーんっていう空気いややなー」

「うん、嫌い」

「楽しくして?」

「音楽聞く?」

「うん」

「ALONESね」

「いやや」

「無理、ALONESしか無理!」

「いやや」

「じゃー聞くなよ!」

「はいはい」

「聞かないん?」

「きいたる」

「どーぞ」

イヤホンをわたすとはじきとばされた

「きかないんー?」

「きく」

「なんで弾き飛ばす?」

「俺これはめられへんからとめてって事」

「口でいいなさい」

「はい」



10分くらい音楽をきいて
厳君はかえっていった
厳君は同じくらす
仲のいい男子、ってところ
環ほどじゃないよ