「今日、沙羅さん宿名簿に自分の名前書かなかった?」


「……書いたわよ」



そう。それが落とし穴



「さすが彗!頭がいいだけあって気づくのが早いな♪」


ニコニコ笑う親父



「つまりな。沙羅ちゃん。今日、朝、ここについた時に書かされた、宿名簿が婚姻届のサインになってたんだよ。」



「……でっ!でもあれは婚姻届の用紙じゃ………」



「その婚姻届のサインの欄意外を、わざと隠して僕たちにサインをさせた。ってことですよね……」



「あぁ。そういうことだ」