「は? 
 ゆき? え、何が?」

『私、雪が大好きなんですっ!!
 冷たいけど
 みんなを笑顔にさせてくれるから
 …本当は優しいの。
 まだ、あなたの名前…
 聞いてなかったから…。
 なんか、
 あなたは雪みたいだなって思って
 …だから
 あなたは今日から雪ちゃん!!
 ダメ…ですか?』

「え?
 まだ会って1日も
 経ってないのに
 なんでそんな事
 言えんの?
 優しいかとか
 分かんないじゃん。」

『私にはなんとなくわかるんです!!
 雪ちゃんは、初対面の私の話も
 聞いてくれた…。
 多分それは
 雪ちゃんも辛い想い
 してきたから
 その分人に優しくできると思うんです!!
 …だから』