「はい、おはようございます。良く眠れましたか?」
(…え?)
寝ていたショックに戸惑うユイに信じられない言葉が聞こえてきた。
辺りもざわついている。
「今、皆さんには夢を見てもらいました。碧い星があって、ある家の中を見ていたはずです。」
ステージの男性は、ざわつきを気にせず、淡々と語っていた。
確かにユイの夢も人の家に入っていた。
(…あれが見せられたもの?)
夢なんて見せることが出来るんだろうか?
会場はまたざわつきを増した。
それでも気にせずステージの男性は話し続けている。
「あれが真実です。本当の皆さんの住んでいる所です。」
…ザワッ!!!!!!
その一言に会場は大騒ぎになった。
「今から詳しく説明します。では説明を実行班プログラム部室長お願いします。」
その声と同時に一人の男性がステージに向かっていた。
ユイは男性を見た瞬間、目を疑った……。