ユイも納得は出来なくて気付いたら手を挙げていた。

「はい!」

「はい、そこの白い服の女の子。」

「取る必要がないのは何故ですか?」

「…ぁ。んー…それについては詳しく明日授業で話します。はい、次!」

「………。」


ユイも納得しないまま座ることになった。
何故なのだろう…。


「もうないかな?」


ユイが考え込んでいるとすでに質疑応答は終わっていた。


「はい、では各自部屋へ。今日は終わりです。部屋の案内は出口でしてるので確認して下さい。解散。」


ユイも割り当てられた部屋へ移動した…


部屋に入るとユイはベッドに腰を下ろした。
あれだけの人数が居たが、全員一人部屋だった。

部屋には窓もパソコンもなかった。

部屋にあるものといえば、先程ステージにあった¨星の唄¨のような時計だった。
時計はくるくると星を集めて明るい大きな¨ツヒルイ¨を作っているところだった。

ユイはいつのまにかそのまま夢に落ちていた…