『…夢に出てくる男の人,知らないはずなのに懐かしい気がするの。』 『…。』 『お兄ちゃんみたいな存在で。でも,誰だか分からないの。』 『…。』 『先生みたいな…人だった。』 俺はその言葉を聞いて凄く胸が痛むのと同時に,押さえていた感情がまた,溢れそうになる。 『…ッ先生?』 俺は無意識のうちに凛雅を抱きしめていた。 俺は……… 凛雅が好きだ。