俺にとってその事実はなんでもないように見えて,実は結構ショックだったりする。


あんだけ俺を慕っていてくれた事も。
全部…。
凛雅は忘れているのだろう。


結局,俺は昔も今もそんなもんなのかもしれないな。

ただ。
夢に出てくるだけいいのか悪いのか。

どうして,夢なんかに出てくるのか。

懐かしく。
切ない。


俺はそんな事を考えながら車へ向かった。