「ケイ~~~
世界で何番目に好き?」
一回やってみたかったんだよ。
「えっ…………………
えっーと。
一番はお母さんでしょう。
二番は田中さんでしょう。
それから………………あっ。
真未ちゃんにヒコのお父さん、お母さん
入れなきゃ。
だから………「もう、いいです」
聞いた俺が馬鹿でした。
「みーんなみーんな好きだけどね。
特別好きなのはヒコだけだからね」
チュッ。
?!?!?!?!?!
驚いてケイの顔見ると
してやったりっていう顔。
「えへへ」
「おっ……………」
「ほっぺチューじゃやだった?」
「そうじゃなくてなんでまた」
「したかったから」
ああ、こいつ////
可愛いすぎんだろ。
「あ、もう寝る時間。
おやすみヒコ」
「おやすみ」
ゆっくりと唇を重ねる。
あいつじゃない。
ちゃんとケイとキスしてるんだと
噛み締めながら
抱きしめた。
チキン少年の嫉妬
[完]
それから着替え寝ようとした時だった。
トントン
「ヒコ~~~~」
「どうした、ケイ」
なんか困ったことでもあったのか?
少々心配しながら聞いた。
ケイの口から
とてつもなく驚く発言を
するとは夢にも見ないで。
「ヒコ、
一緒に寝よ?」
ガタッ
驚き過ぎて椅子から落ちた。
「ヒコ大丈夫?」
「ああ、ケイ。
今、一緒に寝よって言ったよな」
「うん」
「意味分かってんのか?」
「え?普通に寝るだけなのに?」
「あ、いや。
別にいい」
異常なまでに警戒感のなさ。
おかげですれすれのところで
理性を保ってきたのに……………。
「だって真未ちゃんが」
あいつらコロス。
絶対ヤる。
「で、ヒコは嫌?」
「嫌じゃねぇけど」
「じゃ、寝よ」
神様、俺を殺さないでくれ。
チキン少年の苦悩
[完]
「やっと付き合ったと思ったら」
「しょうがないわ、
あの子は気づいてなかったもの」
お母さんずのお茶会。
in山崎家
「ああ、早く孫が見たいわ」
「私も。
今は学生だから仕方ないけど」
「名前どうしましょう」
「う~~~ん」
「日向」
「あら、お父さんいたの」
「こんばんは」
「こんばんは」
仲の良いお母さんずと影の薄いお父さん。
高村家と山崎家の未来予想図
[完]
「それで寝ようって誘わせたのか」
「ええ、面白いでしょ」
「どこまでもつかな、あれ」
「夏にプール行って
祭りに行こうか」
「おお、いいね。
どこまでもつかなの我慢大会」
「そのためには
まだ圭は純粋のままでいてもらわないと」
「面白くないんだよ」
「「クククク」」
バカップルの陰謀
[完]
皆様のご厚意により
無気力少女 ☆番外編☆
が始まりました。
大学生活のお話で
バカップルの2人のほかにも
登場します。
こっちのほうも見てください。