「ねぇねぇ、明日来る執事、名前とか顔とか知ってんの?」
「え、知らない」
そういえば…何にも知らない。
「格好良いのかな!?」
「あぁ…親はそう言ってたけど」
「マジで!?…って事は、その執事が彼氏になるって事も…」
はぃ…??
「そろそろさ、姫嘉も恋しなよぉ」
椿…超・笑顔。
「恋…ねぇ」
私、いつから恋愛してないんだろう。
確か…中2、から?
別に、昔にトラウマがあるとかそうゆうのは無いけど、ただ、好きな人が出来なかった。
「恋の相談は夜中でも受け付けるからねっ!!」
「夜中は流石にしないと思うけど…」
チャイムが鳴って、みんながそれぞれの自席に着く。
何か明日が楽しみになって来た。
基本、ポジティブで単純な私ですから。