「そうだよ姫。姫はもう桐瑞組の一員なの!」
「え、…えぇ!?」
「ヒメなら大丈夫!」
あの…っ、ちょ!!
「ほら来たっ!」
その言葉がまるで合図のように、一斉に男達がこっちに向かってくる。
その目は、獣。
殺意、殺気が身体中から溢れ出している。
…怖いっ!
「うるぁああぁ!!」
「おらよっ!この野郎!!」
目の前で、何人もの人が血を流して倒れていく。
何なのよ、一体!!
「おらっ!!」
男が私に向かって、拳を振りかざす。
「っ、や…!」
怖い…、けど…!
「私に…触るなぁ!!!」
……な、殴っちゃった…?