「姫嘉ちゃん、時間大丈夫?」
「へ?あぁっ!!」
ヤバイ、この時間=遅刻。
「じゃ、じゃあ行ってきますっ!」
「うん、メールするからね」
あ、そっか…もうしばらく会えないのか。
ちょっと寂しいけど…いつもの事。
「分かった、気をつけて行ってきてね」
「行ってらっしゃい」
大きく手を振るパピィ達。
くそぉ…もっとあるだろ、何か…。
まぁ…慣れてるけど。
「セーーーーフッ!!?」
これが、私の通ってる高校。
麗華学園。
まぁ…お金持ち学校。
すぐ隣には、麗華学院っていう大学がある。
エスカレーター式に大学直行!って感じ。
「ギリギリアウトだよ、姫嘉っ」