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廃病院をビクビクしながらさ迷ってると、また電話が掛かってきた。



さっきの非通知番号から。


「もしもしっ!」



『もしもし、姫嘉ちゃん』


「あのっ…病院、居るんだけど」



『3階の2号室。待ってるね』


一方的に、電話が切られる。



302号室…、急がなきゃ!



「っっ…はぁ、はぁ…っ」


着いた…302号室。



勢いよく扉を開ける。


―――バンッッ!!!



「椿っ…!」


「初めまして、姫嘉ちゃん」



お、イケメン。


…じゃなくって!!


「あなたが…神代 啓太…さん?」