「感じてる顔…って?」
本当に意味が分かんない。
「……もういい」
司は深い溜め息をついて、私からどいた。
「え…司?」
「自分で考えろ、馬鹿」
思いっきり私を睨んで、部屋から出て行く司。
一人になって、冷静になってみる。
「分かんないけど…馬鹿じゃないもんね!」
司はまわりくどいんだよ、私は悪くないもん。
うんうんと納得していると、ガチャと音がした。
え、司…戻ってきた?
「ヒメーっ、起きてるぅ??」
その正体は琉馬。
いや…がっかりとかないから!まじで!!
「どうしたの、琉馬?」
「僕、面白いこと考えついちゃってーっ」