「っ…」
「俺、まだ何もしてねぇよ?」
フッと口元を緩め、耳元で囁いてくる。
「俺に触られんの、嫌か?」
楽しそうにしていた司は、急に切ない表情に変わる。
「え…それは…っ」
嫌かと聞かれると、否定は出来ない。
しかもそんな顔して…。
「じゃあ、好き?」
好き。
って…それは、その…。
「好き…って?」
「だから、こうゆう事されんの好きかって聞いてんの」
司は少し屈んで、私の首筋を舐める。
「ひゃっ…ちょ、司!」
逃げようとしても、司の手がそれを阻む。
「逃げんな。…好きなんだろ?」
「ち…っ違う…!」
「じゃあ…神にされんのは良いんだ?」