毎日電話やメールをしているのが当たり前になっていった私たち






私たちは順調にいってる






私も




相談にのってくれていた友達も



みんながそう思っていた





学校はテストが始まろうとしていた





しかしテスト前でも学校の休みががあるたびに




私はバイトをした




中尾さんとは一緒に仕事をできない日の方が多かった




でも




一瞬でも彼の姿が見れるのが嬉しかった




ある日知らない家の電話から電話がかかってきた



「はい…」




「俺やけどわかる?今日休みで実家帰ってきてるから電話した」





その電話の相手は中尾さんで休みの日に連絡をくれたのは初めてだった




彼の仕事は朝の6時半から夜11時くらいまであるハードなものだから休みの日はずっと寝ているらしい




なのに



連絡してくれた



私はあなたにとって



特別なのかな



この日



私は



そう確信してしまったんだ