ブーブーブー




一緒に仕事をしていた人の携帯が鳴った



その電話の向こうからは


中尾さんの声がした



携帯を切ると一緒に仕事をしている人は私に言った


「うちの中尾っていうのがすごく忙しいらしいからそっちに行ってくれない?」





こうして私は中尾さんと二回目の仕事をした



後から聞いたことなんだけど




私と誰が一緒にしてるかを調べて電話してくれたらしい




そしてお昼も近くで一緒に外食して仕事をした





「今度いつ仕事しにくる?」



「えっ…わかりません…」




「じゃぁわかったらここに電話かメールしてくれる?」



そう言って中尾さんは自分の番号とアドレスを書いた紙を私にくれた



仕事が終わると早速仕事お疲れ様でしたというメールを送った





それからというもの私たちは毎日のように私はメールをして中尾さんは電話をしてくれた





仕事以外の時も連絡をとりあい私たちの距離は急激に近くなった