「乗れ」

「あっ………はい」

そこには黒のセダンが止まっていた。
私は後ろに乗り込みその横にライキ。反対側に隼斗。
拓磨は助手席。運転手は………誰?


「行け」
「はい。」

ライキの言葉で車が動き始めた。

シーーン……

ー…気まずっ…ー

「おい」

「はいっ!」

「家どこだ」
「えっ!」

「っち、どこだって言ってんだ」

「あっ!」

そして住所を教えて20分くらい走って付いた。私の家………だった場所。

「賃貸だな……」

「うん」

「拓磨、解約してこい」
「りょ〜〜かいっ!」

「隼斗、家具をしまつしとけ」
「ラジャ〜!」

「ちょ……ちょっと!」
「おまえは自分の荷物を取ってこい」

「えっ…でも…」

「ったく、何回も言わせんな。おまえは俺らと一緒に暮らすんだろ?それともここで一人で暮らすのか?」

「……ライキたちと一緒に……」

「じゃあ荷物取ってこい。さっと行け」