部屋の外に出てびっくりした。
私は気を失ってつれてこられたからここが何処かわからない。外に出て初めて拓磨や隼斗、ライキがどんな人かわかった。


この部屋は倉庫の中の一角。
たくさんのバイク。車。


ガラの悪い人、人、人。

「「「「ライキさんおはようございますっ」」」」

「あぁ」

みんなが一礼をして道を作る。
私はライキの後ろをついて行く。みんなが見てる。怖い人がみてる。
ー…こ、こ、こわい……ー

私の後ろを来ていた拓磨が口を開いた。

「ライキの女だ!みんなよろしくな!」

「「「うっす!!!」」」

ー…きゃーっ!こ、怖い!!…ー