私は突然のライキパパの言葉であわてて頭を下げた。
そんな私を見てライキパパはにこっと笑った。そしてまた話し始めた。

「ライキに美空ちゃんの家庭の事は聞いている。私たちはそれも納得して今日美空ちゃんを招待した。……美空ちゃん、私たちは本当の家族になりたい。だから頼ってほしい。私たちの側にいてほしい。そしてライキを支えてやってほしい。……いいかな?美空ちゃん…」

私は涙がこぼれた。
嬉しくて嬉しくて。
こんなにも幸せでいいのかと思ったくらい嬉しかった。