私を無理矢理家に押し込んだライキはスタスタと歩いて奥にいく。

「ちょっ……ライキぃっ!」

奥の部屋のドアがあく。

「ライキ。お帰り。」

きれいな女の人とライキに似た男の人が出てきた。
女の人が口を開いた。
「ライキ、美空ちゃんは?」

「あっち」

ライキが顎でこっちをさす。


「あっ、はじめ『きゃぁぁぁぁぁ!!』

ガシッ

「………えっ……」

いきなり叫び女の人が抱きついて来た。そして男の人も駆けより抱きついてきた。

「…っち」
ライキの舌打ちが聞こえた。

「あの〜……」

「か、可愛い〜〜〜っ!」

「ライキ!でかした!」

二人はこんな事を言って離れてくれない。