春:あ、手振ってるじゃん!

百合花:そりゃぁそうでしょ!木之下先輩いい人だし。

奈美:うん。そうだよね~。


勢いで手を振ったけど、やっぱり振り返してくれる。

私は嬉しいの言葉で埋め尽くされた気がした。









でも、このまま私は幸せになっていいのだろうか。









私だけが友達と思ってるだけかもしれないけど、優莉は傷ついているんだ。


私だけが幸せになっていいの?


不安がつのる。






でも、やっぱり木之下先輩が好きなんだ。