なんか、悪い事したなぁ。どーしよ・・・。


重い空気が流れているのを林檎が打ち消すように言った。


「うれしかったよ・・・。曲がカッコいいって言われて・・・。
 
 ホントにうれしかったよぉ。」


林檎・・・そう思ってくれてたんだ・・・。ありがとう。


「そっ、そうっすよ!俺もうれしかった。ありがとう。」


茜夜もそう言ってくれた。なんか、このバンドってあったかいなぁ。


千草は、改めてバンドは”楽しいもの”なんだと実感した。


”このバンドはみんなに勇気をくれそう!” ・・・と思ったのでした。