知らない間に私は声をかけていた。

「あのー大丈夫ですか?」

うつむいていた顔が私のほうを見た。

「大丈夫です。」

そう言ったものの

彼の顔は青ざめていて、ぐったりしていた。

「いや!大丈夫じゃないですよ!」

「ちょっと失礼します!」

そう言って私は彼のおでこを触った。