「行ってきまぁす」
私の名前は霧島有希。
おかし大〜好きなバリバリの高校1年生♪
写真同好会に所属中………(現在彼氏なし)
はぁ…今日も1日がんばるかぁ
『有希〜おっはよ〜』
…朝からテンションMAX私の親友柚木は元気いっぱいの可愛らしい女の子☆
私より断然可愛くて恋愛経験も多い。
彼氏がいるという理由から帰宅部
「おはよう!柚木今日も元気いっぱいだねっ」
『あったりまえでしょ?元気だけが取り柄ですからぁ(笑)』
「…そうでしたね」
柚木とくだらないおしゃべりをしながら教室へ行く…これが私達の日課みたいなものになってる
『あっ!優くんおはよー』
【オッス!てか朝からテンションたかいなぁ(笑゛おっ!有希もおはよー】
「おはよー♪」
こいつは、私の大切な友達の藤崎優斗。
意地悪だけど、根はいいやつ…
…そして私の初恋の人
今も好きっていう気持ちはかわらない
だけど今の関係を壊したくなくてずっと気持ちをつたえられずにいる…
だって私達は友達以上好き未満の関係だから…
それ以上の関係にはきっとなれない……そう思っているから。
「…………」
【おーい!?】
「へっ!?」
【お前大丈夫かぁ?さっきからボーっとして!どっか悪いんじゃね?…頭とか】
「…ったくあんたはいつも一言よけいなの!ちょっと考え事してただけです!だいたいあんたに言われたくないっつーの!」
【なんだよぉー人がせっかく心配してやってんのに…まっ!元気そうだしよかった♪】
…そんな顔して笑わないでよ
ますます好きになっちゃうじゃない…。
私はただ溢れだしそうになるこの気持ちを抑えるのに必死だった。