「え?」
 「え?」

 真里菜の心臓がドクンっと高鳴った。
 え?


 今の何?


 少しだけ、何かを感じた。
 誰だろう?

 誰?


「どうしたの?真里菜ちゃん・・・?」
「今・・・・」


 そう、今。いま
 私の胸の中で誰かの声が響いた。