銭ためて年にいっぺんこれるかの総まがき!
しかも初回から馴染みのサービス券付き!


こいつぁありがてえ! 恩にきるぜ!


一時は女の子に問題があるとか疑われたもんだが晴れて無罪の起死回生。


待ってました
「ざあます吉野家」!

俺、実はココのファンなのな。


なにが兄者だい? 陰間が好きなのかい?

俺はちぃと……。


いや、そうじゃい?
でなきゃ繰り出すとしようか。


ああ、お前とネットカフェで出会えて良かったなあ。



さて。これからは俺たちでミニライヴと洒落込むか!





注☆総まがき
正しくは「惣籬」。高級店で格子の数で店のランクが違います。また回し床についても時代により意味あいが変わっています。
作中では江戸吉原の歴史の長さから、時代考証にややアレンジが入っています。
ご了承下さいませ!
☆参考文献☆
三谷一馬「江戸吉原図聚」(立風書房)、杉浦日向子「江戸へようこそ」、ほか