一大決心をして向かい、チャイムを鳴らした


『遅かったな』

『本当に返してくれるの?』

『10回分ね』

『お邪魔します』

『それか、俺ともう一回付き合えよ』

『断る。それはいや』

『なら仕方がないな。シャワーあびてこいよ』


『……』