すっかり体が冷えきった莉亜奈をおぶって家まで連れて帰って暖かいココアを入れて渡した


まだ…震えていた


『悪いな。本当に』

『……』

『俺、ソファーにいるからベッドは使って』


『…待って。』


『ん?』

『私…すごく怖かった』


莉亜奈は大粒の涙を流して俺を見上げていた