『タクシーで帰るからいいわよ!』

ちょっと声を荒げて莉亜奈は俺をにらむ。


『お前今タクシー使ったら深夜料金だし持ち合わせあんの?』
『…あるもん。』

『じゃあ帰ったら?お疲れさん』

莉亜奈は立ち上がって玄関に向かう

バタン。


本当に帰りやがった