「いい?希、聞いてね。
今、圭祐がしてることって
ストーカー紛いの行動してる。
いくら友達だからって、私の
希に手出したら、ただじゃ
おかないんだから!」

泣き止んだ私から、事情を聞いた
美菜は私を安心させるよに言った。

「うん。でも、今学校で会わない
のはいいけど、家知ってるからな。」

私が不安そうな声を出すと、美菜は
電話越しに唸った。

「うーん。そこなんだよね。お互いに
家知ってるからねー。今週末は、私が
泊まりに行くとしてもさすがに毎日は
きついな。あ、隆広が暇な時は車出させる
からそれに乗りなさい。」

名案を思いついたように美菜の声は
明るくなった。

「え、でも、隆広くんに悪いよ。」