トイレから出ると、少し
目が回った。

あ、やばいかも…

壁に手を付くと視界に黒い
シャツがに入った。


「お客様、だいぶ、飲まれ
ていたようですがご気分は
いかがですか?」


その声に顔を上げると、
バーテンダーの青年が
立っていた。

茶色の髪はパーマが
かかっていて二重の瞳は
人懐っこい雰囲気をかもし
出していた。