「で?圭佑とは、何が
あったの?」


美菜は、いつの間にか
運ばれてきたジンライムに
口づけしながら尋ねてきた。


「うんとね、今日4限目
休講だったでしょ?
早く圭佑に会いたくて
圭佑の家に行ったら、
知らない女とヤってたぁ。」


私はそれだけ言うと
コスモポリタンを一気に
飲み干した。


「すみません、同じもの。」


一気に飲み干した私に一瞬
驚いた顔したバーテンダー
の青年は「はい。」と返事を
して2杯目を差し出した。