どこかにあたしの居場所があると思えたら安心した。






…でも、虚しかった。






ここしか居場所がなかった自分が、すごく惨めだった。






誰もが羨ましかった。



誰を恨んだらいいのか、わからなかった。



幸?おじいちゃん?おばあちゃん?

パパ?


それとも、ママ?






それとも



あたし?







誰があたしを苦しめてるの?



こんなにもあたしを哀しい気持ちにさせるの?






考えだしたら止まらなかった。そしてすべての答えが最終的には、あたしなのだ。



あたしが原因なのだ。