暖房をONにして、部屋を暖める。


タオルで猫を吹いた。



猫は嬉しそうにミャ―ミャ―なく。




「あんた迷子?それとも捨てられたの?」



ミャ―…



通じているのか分からなかったけど、そんな気がする






「……私と一緒だね」




だんだん部屋が暖まってきた。私も少し冷えていた身体がホカホカになった。




「名前考えないとね」



ミャ―…



まだ降っている雨を疎外するような、この部屋の雰囲気に心地好さを感じる…






「ぢゃぁ…“あめ”ね」