10分程で3人前はあろうでかさの炒飯が鎗の目の前に現れた。

が、鎗はぺろりと平らげた。

「さて………そろそろ行こうか。」

剱の言葉で鎗は本題を思い出す。

「そういえば、光の世界ってどこにあるんですか?」

と、ふと思った疑問を呟く。

「見てればわかるさ。荷物をこっちにもってきな。」

そそくさと荷物を持ってくると、剱は手を、手の甲を上にするように前に出した。

すると剱と鎗を囲むように六暴星が出現した。

鎗は、動きはしなかったが慌てていた。

まぁ無理もないだろう。

普通に生活していれば生の六暴星なんて見ることはないのだから。

「行くぞ!!」

その瞬間、すごい光が部屋中を包んだ。